本研究では「子どもの外遊び」と「公園の利活用」を推進するために、プレイワーカーがプレーカーを運行する「移動型遊び場」に着目する。移動型遊び場は、今後の日本の縮退社会おける近隣住区において、現実的に可能な最大限有効な外遊びを推進する方法としてだけではなく、地域住民の参画を促し、世代間交流、コミュニティづくりも目的としており、子どもだけではなく大人・高齢者が身近な地域のなかに居場所をつくることにも寄与できると考えられる。日本における移動型遊び場の先導的事例を対象に活動実態調査を行い、その有効性と課題について明らかにする。
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