• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

洗濯用合成洗剤の主要成分であるアルキルベンゼンスルホン酸の免疫に対する影響解析

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K02259
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08030:家政学および生活科学関連
研究機関高崎健康福祉大学

研究代表者

田中 進  高崎健康福祉大学, 健康福祉学部, 教授 (70348142)

研究分担者 曽根 保子  高崎健康福祉大学, 健康福祉学部, 准教授 (80452027)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード直鎖アルキルベンゼンスルホン酸 / 陰イオン界面活性剤 / カルシニューリン
研究成果の概要

免疫抑制剤の標的酵素であるカルシニューリン(CN)を阻害する物質として同定した直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(LAS)は、陰イオン界面活性剤であり洗濯用合成洗剤の主要成分でもある。
本研究では標準品のC12-LASがヒトCNを阻害すること、ヒト白血病T細胞株Jurkat細胞においてIL-2 mRNAの発現を抑制すること、また胃癌細胞株のPGE2産生を抑制することを示した。次に市販の陰イオン界面活性剤14種類を用いてヒト肺線維芽細胞WI-38、WI-38 VA13およびJurkat細胞に対する毒性作用を評価し、一部のスルホン酸塩についてJurkat細胞のIL-2 産生に対する影響を検討した。

自由記述の分野

栄養生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

LASは陰イオン界面活性剤であり、洗濯用合成洗剤の主要成分でもある。一方、ホスホプロテインホスファターゼの一つであるCNは細胞性免疫に関与する酵素として知られている。従って、CNを阻害するLASは、細胞性免疫に影響を与えることが懸念される。本研究では、標準品のC12-LASを用いて、遺伝子レベル、酵素レベル、細胞レベルにおいて、細胞性免疫や炎症に与える影響を検討した。また、日常で流通・使用されている市販の陰イオン界面活性14種類に範囲を広げて、WI-38、WI-38 VA13およびJurkat細胞に対する毒性作用を検討し、一部のスルホン酸塩について細胞性免疫に対する影響を検討した。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi