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2022 年度 研究成果報告書

ムキタケの新規栄養機能性成分の探索およびその調理・加工特性に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18K02265
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08030:家政学および生活科学関連
研究機関西九州大学

研究代表者

四元 博晃  西九州大学, 健康栄養学部, 教授 (50321310)

研究分担者 柳田 晃良  西九州大学, 健康栄養学部, 教授 (00093980)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードムキタケ / キノコ類 / 抗メタボリックシンドローム作用 / 栄養機能性成分 / 特殊脂肪酸 / 抗アレルギー作用 / 新規機能性 / 老化予防作用
研究成果の概要

ムキタケ(Panellus serotinus)の機能成分の探索とその作用機序について検討した。その結果、ムキタケの可食部には、豊富なアミノ酸類や必須脂肪酸を含有するリン脂質、スフィンゴ脂質が認められた。ムキタケは抗アレルギー作用を示した。さらに、ムキタケ成分はHepG2細胞において、老化(miRNA34a)や細胞増殖(miRNA125b)に関与するマイクロRNA(miRNA)発現を修飾する機能も見出した。

自由記述の分野

栄養化学、生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究において、ムキタケ(Panellus serotinus)には特異な脂肪酸10-ヒドロキシ-シス-12-オクタデセン酸が微量含まれていることを明らかにした。また、ムキタケは抗アレルギー作用やマイクロRNA(MiRNA)発現を修飾する作用を見出した。とくに老化に関与するmiRNA34a発現の低下、腫瘍細胞の増殖に関与するmiRNA125b発現の低下作用など細胞機能に影響するMiRNA発現を修飾した。したがって、ムキタケは先進国で問題となっているメタボリックシンドローム、アレルギー、老化やガンなどの疾病予防に有効活用できる多機能な食材であることを明らかにした。

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公開日: 2024-01-30  

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