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2020 年度 研究成果報告書

ジョン・デューイの「教育の公共性」に関する教育政治学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18K02270
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09010:教育学関連
研究機関宮城教育大学

研究代表者

石田 雅樹  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (10626914)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードジョン・デューイ / 教育の公共性 / 市民性教育 / 職業教育 / 進歩主義教育 / ナショナリズム / デモクラシー / ウォルター・リップマン
研究成果の概要

本研究の目的は、「教育の公共性」とは何かという問題に対して、アメリカの哲学者ジョン・デューイ(John Dewey)の思想を通じて明らかにすることにある。本研究では、デューイの思想を「教育の公共性」から読み解くことで、①「市民性教育」と「職業教育」との相補性について、②「よき市民であること」の内実について、③「市民性教育」と「国民性教育」との相違点について明らかにした。本研究は「教育の公共性」というテーマを設定することで、政治学と教育学を横断するデューイの思想的独自性とその現代的意義を明示した。

自由記述の分野

教育政治学 政治思想史 教育思想史

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の第一の意義は、「教育の公共性」という抽象的な問題について、「制度」(学校、試験、カリキュラムなど)と「思想」(リベラリズム、平等、効率性など)双方からアプローチを行うことで、教育に求められる公共性の在り方について、具体的な問題提起を行った点にある。第二の意義は、「教育の公共性」からデューイを読みとくことで、同時代の教育・政治を取り巻く状況におけるデューイの思想的意義と限界を明らかにしたことにある。具体的には、「市民性教育」と「職業教育」の関係性や、「良き市民できあること」の意味、また「市民性教育」と「国民性教育」との異同について問い直す作業を通じてデューイの現代性を浮かび上がらせた。

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公開日: 2022-01-27  

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