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2022 年度 実績報告書

教師のカリキュラム・マネジメント能力形成に関する比較教育史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K02272
研究機関東京学芸大学

研究代表者

橋本 美保  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (60222212)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード大正新教育 / カリキュラム・マネジメント / 学校経営 / 教師の力量形成 / 進歩主義教育 / カリキュラム開発
研究実績の概要

今年度は、大正新教育運動を主導した師範学校附属小学校およびその影響を受けた公立小学校の学校改革の事例を取りあげ、それぞれの事例における学校経営やカリキュラム開発の実態に即して、教師の能力形成の契機やプロセスを明らかにすることに注力した。そのために、日本に流入した欧米のカリキュラム・マネジメント情報に基づく学校改革の実態について以下の調査を実施した。
①東京女子高等師範学校附属学校園、奈良女子高等師範学校附属学校園、明石女子師範学校附属学校園、広島県師範学校附属小学校、秋田県師範学校附属小学校におけるカリキュラム改革の実態と教師のカリキュラム・マネジメント能力の形成過程に関する調査
②上記師範学校附属学校園の実践改革の影響を受けた公立小学校の事例として、東京市富士尋常小学校、秋田県明徳小学校、福井県三国小学校、広島県西条小学校の実践改革に注目し、それを支えた行政・地域・学校経営環境の実態、および教師たちの内的変化(意識・志向・思想など)に関する調査
これらの事項に関して、インターネットを活用した国内文献調査と海外学術データベースによる先行研究の調査、および国立国会図書館、国立教育政策研究所教育図書館、奈良女子大学、広島大学、広島県立図書館、秋田県立図書館などが所蔵する関係資料の調査を実施した。上記に加えて、これまでに収集した実践記録や実践者の自伝、回想録、インタビュー記録などを整理分析して、研究成果の一部を日本カリキュラム学会第33回大会および教育史学会第66回大会において報告するとともに、その内容を論文にまとめて発表した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 千葉命吉の成績考査改革論ー大正新教育期の実践家による教育評価論の形成過程ー2023

    • 著者名/発表者名
      橋本美保
    • 雑誌名

      教育学研究

      巻: 90(1) ページ: 38-50

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 千葉命吉の成績考査改革論―大正新教育期の実践家による教育評価論の形成過程―2022

    • 著者名/発表者名
      橋本美保
    • 学会等名
      日本カリキュラム学会第33回大会
  • [学会発表] 20世紀初頭の「実際家」による教育学改造―教育教授研究会の役割を中心に―2022

    • 著者名/発表者名
      遠座知恵・橋本美保
    • 学会等名
      教育史学会第66回大会

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公開日: 2023-12-25  

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