研究課題/領域番号 |
18K02292
|
研究機関 | 日本女子大学 |
研究代表者 |
今井 康雄 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (50168499)
|
研究分担者 |
真壁 宏幹 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (90229328)
山名 淳 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (80240050)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
キーワード | 自然科学的人間観 / 人間形成論 / 教育思想史 / 教育哲学 |
研究実績の概要 |
初年度は3回の研究会を開催して本研究の理論的基盤の検討を行った他、2018年10月には、現在世界的に注目を集める教育哲学者であるGert Biesta氏(英国Brunel University)を招いてシンポジウム「「教えること」を再考する--教育哲学の再構築を目指して」を教育哲学会大会において同学会との共催で開催した。研究会およびシンポジウムの概要は以下の通りである。 第1回研究会(2018年7月21日、於:東京大学本郷キャンパス):今井康雄「「力」に焦点化する教育論の思想史的文脈」/川上英明(東京大学大学院生)「山名淳「ビルドゥングとしての「PISA後の教育」をめぐって」//教育哲学会シンポジウム(2018年10月7日、於:山梨学院短期大学):Gert Biesta "Teaching for the Possibility of Being Taught: World-Centered Education in an Age of Learning" /コメント:小玉重夫(東京大学)/小野文生(同志社大学)//第2回研究会(2018年12月18日、於:東京大学本郷キャンパス):Christoph Wulf (Freie Universitaet Berlin) "Menschenbilder als Bilder des Menschen. Zwischen Partikularismus und Universalismus"//第3回研究会(2019年3月2日、於:東京大学本郷キャンパス):三澤 紘一郎(群馬大学)「「リベラルな自然主義」の展開と自然・人間本性・人間の自然性」/佐藤恵子(東海大学)「ヘッケルの一元論と教育観」
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究会を通して本研究の理論的基盤の確認を行うことができた。また、海外研究協力者の一人であるヴルフ教授を迎えて第2回の研究会を開催し、打ち合わせを行うことができた。さらに、教育哲学会大会でのシンポジウムを通して本科研の意義を広く周知することができた。
|
今後の研究の推進方策 |
おおむね順調に推移しているので、第2年度も当初計画に沿って研究を進めたい。
|