従来の生涯学習計画において位置づけの弱かった内容を学ぶ研修プログラムを、一定の水準で達成できた。その後、事業を通して発信した「本人・若年認知症のつどい『翼』」が文部科学大臣表彰(障害者の生涯学習支援事業)を受賞したり、後継の文科省事業(学校卒業後における障害者の学びの支援に関する実践研究)が仙台市との協働で取り組まれ始めるなど、波及や、取り組みの継承をめざす動きが現れている。 また、本研究の成果は、「社会教育士」称号の創設(2018)を機に創設された大学科目「社会教育経営論」「生涯学習支援論」のアップデートに貢献しうる内容であると思われることから、今後、そのことに資する発信を目指している。
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