• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実施状況報告書

「チームとしての学校」を機能させるマネジメントシステムの開発に関する日英比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K02324
研究機関国立教育政策研究所

研究代表者

植田 みどり  国立教育政策研究所, 教育政策・評価研究部, 総括研究官 (20380785)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードイギリス / チームとしての学校 / サポートスタッフ / ティーチングアシスタント / 多職種間連携
研究実績の概要

本研究は、多様な専門性を有した人材によって構成される教職員組織を効果的に活用し、学校の教育効果を向上させるためのマネジメントシステムを開発することを目的としている。
当初の予定では、本年度が最終年度であり、前年度に国内及びイギリスで実施したフィールドワークの継続調査を実施した上で、研究成果のとりまとめと公表を行う予定であったが、コロナ感染症拡大の影響を受け、フィールドワークが全くできなかった。そのため、文献調査を中心に行った。
第1に、文献研究では1つ目として、教育組織論等の文献研究を行った。そこでは、ネットワーク組織や多職種間連携をキーワードとして、多様な職務や多様な専門性を持った職種の人々が効果的に活動するためのマネジメントの理論的な枠組みを構築できた。
第2に、文献研究では2つ目として、政策及び政策の効果検証等の文献研究を行った。イギリスのサポートスタッフ、日本の働き方改革やチーム学校等に関する政策文書及び政策の効果検証を行った調査研究(DISS、MITA等)等も関する先行研究をレビューし、日本とイギリスの特徴の整理、相違点、類似点を抽出するとともに、サポートスタッフ等を配置するこの効果とそのための条件整備や制度設計に関する研究成果を明らかにできた。
第3に、フィールドワークについては、コロナ感染症拡大の影響で本年度は実施できなかったが、前年度までに行ったフィールドワークのデータを分析し、日本とイギリスでの教員以外の職の活動実態及びその特徴を整理した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナ感染症拡大により、国内及び海外でのフィールドワークが全くできなかったため、実態把握のためのデータ収集が遅れている。
そのような中でも、文献研究や前年度までに収集したデータを整理する形で今年度は取り組んだ。

今後の研究の推進方策

今年度はフィールドワークができなかったため、研究期間を1年間延長した。
来年度は、コロナ感染症の感染状況を鑑みながら、今年度できなかったフィールドワークを行い、研究成果のとりまとめを行いたい。

次年度使用額が生じた理由

コロナ感染症の感染拡大により、今年度は国内及び海外でのフィールドワークが全くできなかったため、必要なデータ収集ができなかった。そのため、研究期間を1年間延長し、今年度できなかったフィールドワークを行い、研究成果をとりまとめる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] イギリスにおけるサポートスタッフ拡充政策の形成過程-DISSプロジェクトを事例として-2020

    • 著者名/発表者名
      植田みどり
    • 学会等名
      日本教育行政学会

URL: 

公開日: 2021-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi