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2023 年度 研究成果報告書

現代中等教育におけるフレネ教育の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18K02328
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09010:教育学関連
研究機関放送大学 (2022-2023)
千葉大学 (2018-2021)

研究代表者

片岡 洋子  放送大学, 千葉学習センター, 特任教授 (80226018)

研究分担者 瓦林 亜希子  都留文科大学, 教養学部, 准教授 (10780249)
山田 綾  四天王寺大学, 教育学部, 教授 (50174701)
佐藤 隆  都留文科大学, 教養学部, 特任教授 (70225960)
LEROUX Brendan  帝京大学, 外国語学部, 准教授 (80610203)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワードフレネ教育 / 新教育 / 中等教育
研究成果の概要

フレネ教育は、教師主導で教授中心の学校教育を、子どもの興味・関心に基づく主体的で自由な表現を尊重した教育へと転換しようとする。しかし世界の幼稚園・小学校で実践されてきたフレネ教育は、中学校・高校ではおこなわれてこなかった。その理由として、フレネ教育における学習の系統性と 教師の指導性についての論争がある。そうした中、2008年から、フランスのラ・シオタの公立の中学と高校で実験的なフレネ教育が行われてきた。学校観察とインタビューによって、そこでは学習の系統性と教師の指導性と生徒の自主的な関心に基づく主体的で自由な表現の尊重を、どのように結びつけようとしているかについて明らかにした。

自由記述の分野

教育実践学

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本では中学生の不登校の増加が深刻である。その背景の一つには、高校入試での選抜によるプレッシャーでしかたなく勉強するための学校の授業のつまらなさや、わからなさがある。フレネ教育をはじめとする新教育は、小学校などでは取り入れやすいが中学高校では教科の系統性が重視され教師主導の授業から脱しにくいため広がらなかった。そうした中、フランスの中学・高校での実験的フレネ教育の実践は、生徒の関心を引き出しながら教科の系統性を組み立て直す可能性を追究しており、日本の中学校・高校の教育改革に大いなる示唆を与えるという点で学術的、社会的に意義がある。

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公開日: 2025-01-30  

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