研究課題/領域番号 |
18K02335
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研究機関 | 追手門学院大学 |
研究代表者 |
清水 栄子 追手門学院大学, 基盤教育機構, 准教授 (10760275)
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研究分担者 |
中井 俊樹 愛媛大学, 教育・学生支援機構, 教授 (30303598)
山崎 その 京都外国語大学, コミュニティ・エンゲージメントセンター, 副センター長 (70449502)
岸岡 奈津子 立命館大学, 学生部・OIC学生オフィス, 職員 (30757927)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 学習支援者 / 能力開発 / 省察 / 実践知 / ポートフォリオ |
研究実績の概要 |
本研究は、学習支援者による実践の省察を通して、支援に共通する考え方や行動基準のモデル化とそのモデルを用いた能力開発を目的としている。最終年度の成果として、以下の2点がある。 1点目は、学生対応のモデルをハンドブック形式にまとめたことである。国内外の文献調査および学習支援者から実践のケースを収集し、支援方法や対象などにより類型化を行った。さらに学習支援に携わる教職員を対象として、類型化したモデルに対するヒアリングを行った。またでケースを活用した研修を実施した(SPODフォーラム,2021年8月)。ヒアリングや研修参加者から得られたフィードバック等により、モデルや分類をさらに検討し、最終的に学習支援に共通する指針・プロセス、学習支援のケース、資料によるハンドブック形式にまとめた。このハンドブックは入稿済みで、2022年7月頃に刊行予定である。 2点目は、学習支援者ポートフォリオの記載事項の検討である。これまでの研究成果から、作成者の属性、作成目的によってポートフォリオの枠組みを検討する必要があったため、再度米国のアカデミック・アドバイザー、教員によるティーチング・ポートフォリオ、大学職員によるスタッフ・ポートフォリオ等内で設定されている記載項目を参考にし、学習支援者ポートフォリオについて検討した。さらに、日本アカデミック・アドバイジング協会年次大会(2021年8月)でポートフォリオ作成ワークショップを行った。これらの結果から、学習支援に対する理念、実績記録とその要約、能力開発,資料・教材、目標などを学修支援者ポートフォリオの記載項として選択した。
研究協力者:山﨑めぐみ(創価大学)、御厨まり子(明星大学)、竹中喜一(愛媛大学)、上月翔太(愛媛大学)、小林忠資(岡山理科大学)、岸岡洋介(京都外国語大学)、河崎十星子(立命館大学)
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