上記メタ理論体系は、教育学の哲学部門、実証部門、実践部門、それぞれのメタ理論を解明することで、教育学を高度な総合学問、応用学問へと発展させるものである。国内外の多くの教育哲学者がこれまで挑戦しながらも、十分に成し遂げることができなかった研究であるという意味において、相応の学術的意義を有しているものと考える。また、上記メタ理論体系は、教育構想の指針原理を解明するとともに、教育学がその指針原理に沿った実証研究や実践理論・方法の開発をすることを可能にするため、たとえば国や自治体の教育政策に重要なインパクトを与えることができる。
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