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2023 年度 実績報告書

シンガポールにおけるアクティブ・ラーニングの評価・改善システムに関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K02392
研究機関山梨県立大学

研究代表者

池田 充裕  山梨県立大学, 人間福祉学部, 教授 (40342026)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワードシンガポール / 初等教育 / PAL / アクティブ・ラーニング
研究実績の概要

(1)2023年度・最終年度の成果…2024年3月2日(土)~9日(土)の間、シンガポールの公立小学校を訪問し、PAL(Programme for Active Learning)のスポーツ&ゲームの授業を参観し、担当教員にインタビュー調査を行った。コロナ禍の中で2年間の調査の空白期間ができてしまったため、当初予定していたPDCAによる同一単元の継続的・系統的な授業改善の流れを分析することはかなわなかったが、体育科とは異なる、PAL独自の教育目標がどのように実践されているのかを確認することができた。
(2)期間全体を通じた研究成果…2019年2月の1回目の現地調査においては、初等2年生を対象としたPALのビジュアル・アーツとスポーツ&ゲームの授業実践を観察・録画し、指導計画や指導プラン等の情報を収集し、担当教員にカリキュラム開発上の工夫や課題点についてインタビュー調査を行った。その成果を中間報告として、2019年6月開催の日本比較教育学会第55回大会で発表し、学会員からのレビューを受けた。その後、2019年8月に2回目の現地調査を実施し、初等1年生を対象としたPALのダンスとビジュアル・アーツの授業を見学し、学年やモジュールによる授業構成の違いを確認するとともに、主任教員に対して「専門職学習コミュニティ(Professional Leaning Community: PLC)」によるPDCAの機能や具体的な作業内容についてインタビュー調査を行った。その後、COVID-19パンデミックの影響により、2年間にわたり現地調査の中止を余儀なくされたが、この間には3冊の研究書籍(和書2冊、洋書1冊)の刊行、日本比較教育学会シンポジウムでの講演、メディア取材1本において、シンガポールの初等教育で展開されたPALに代表される新しい教育実践と学習観に関して情報発信を行った。

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公開日: 2024-12-25  

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