研究課題/領域番号 |
18K02453
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研究機関 | 目白大学 |
研究代表者 |
荒牧 美佐子 目白大学, 人間学部, 准教授 (80509703)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 子育て支援 / 預かり保育 |
研究実績の概要 |
今年度は、昨年度までに実施が困難であった調査計画を再度見直し、実施の準備を進めた。しかしながら、新型コロナウィルス感染拡大により、年度内における調査実施の再度の中止を余儀なくされ、園長への面接調査及び保護者への質問紙調査は、次年度に持ち越すこととなった。 そこで、今年度は、園長への面接調査に代わり、東京都23区内の自治体のHPに掲載されている幼稚園リストをもとに、各園の預かり保育の実施の有無や利用条件等、実施状況について調べるとともに、幼稚園での預かり保育や一時預かりに関する自治体ごとの助成制度などについて調査を進めた。 また、保護者への質問紙調査は、園を通じて調査票を配布・郵送による回収という方法を予定していたが、ウェブでの調査に切り替えることとした。ウェブ調査であれば、2020年度中の実施も可能ではあったが、今年度は、特に春から夏にかけて、多くの幼稚園や保育所において休園や自粛要請などが相次ぎ、常時の子どもの様子や預かり保育の利用状況を把握することが難しい状況であった。また、縦断調査を予定しているため、調査目的に鑑みて、分析や結果の考察が困難になることが予想されたため、次年度以降に仕切り直すこととした。ウェブ調査を専門とする調査会社に依頼し、2021年度頭に実施する予定である。2020年度は、設問項目の選定を行い、質問紙調査票を作成した。主な項目は、預かり保育の利用状況や家庭での親の関わり、養育態度、子どもの認知的・非認知的スキルに関するものである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2020年度中に実施する予定であった首都圏における私立幼稚園約10園を対象とした面接調査及び保護者への質問紙調査の実施は、新型コロナウィルス感染拡大により次年度に持ち越すこととした。
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今後の研究の推進方策 |
2021年度初頭及び年度末の2回に渡り、首都圏在住の幼児を持つ保護者を対象として、ウェブによる縦断的な質問紙調査の実施する予定である。また、感染拡大状況に配慮しながら、園長への面談調査の再開を予定している。
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次年度使用額が生じた理由 |
ウェブ調査に係る費用や面接調査によって得られた音声データの入力代金等に使用する予定である。調査によって得られた知見については学会にて発表することを予定しており、そのための学会参加費、出張費に充てる。
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