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2023 年度 研究成果報告書

子安講と育児におけるネットワークを基盤にした子育て実践モデルの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K02454
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09030:子ども学および保育学関連
研究機関秀明大学

研究代表者

東 亜紀  秀明大学, 看護学部, 准教授 (80341874)

研究分担者 美濃口 真由美  秀明大学, 看護学部, 講師 (40817889)
茅島 江子  秀明大学, 看護学部, 教授 (70125920)
片桐 いずみ  秀明大学, 看護学部, 助教 (30833925)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード子安講 / 信仰 / 社会的ネットワーク / 地縁関係 / 血縁関係
研究成果の概要

本研究は、A市で現行の子安講の実態を明らかにし、子安講と育児ネットワークの関連を分析し育児期女性の子育て支援モデルを開発することが目的である。
子安講は、子安信仰が従来の観音講と結合・強化される場面と嫁等が安産を祈願し情報交換をすることで不安を解消する場としての機能があった。A市で現行の子安講を調査対象とし、育児をする女性の生活と信仰に焦点をおくことで、母親たちのつながりと、この地域で日常的・儀礼的な場面で重視されている人びとのつながりである「トナリ関係」が網の目のように広がっていた。しかし、子安講はコロナ禍で中止となり、A市の子安講の結集と維持に関して一次資料を収集するにとどまった。

自由記述の分野

看護

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の社会的意義は、一つは、A市の子安講の実態を記録することであった。今一つは、子育てに関する情報を交換し、安産祈願に重要な役割を果たしていたとされてきた子安講が、地域の人びとの結集と維持とインフォーマル・ネットワークと関連して考えることで、地域特性を考慮した子育て支援の基礎資料が得られるはずであった。コロナ禍の影響でA市の子安講は姿を消してしまったが、引き続きデータを収集していくことで、人びとの紐帯が子育て家族を取り巻く包括的育児支援の隙間を埋める力になり、多様なニーズをもつ家族の理解とよりよい支援につながる可能性がある。

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公開日: 2025-01-30  

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