研究課題/領域番号 |
18K02459
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
高橋 衣 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (90389734)
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研究分担者 |
永吉 美智枝 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (30730113)
三浦 靖彦 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (40181854)
平野 大志 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (90424663)
瀧田 浩平 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (90749392)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 子どもの権利 / 小児看護 / 子どもの権利擁護 / 教育プログラム |
研究実績の概要 |
子どもの権利擁護に関する現状問題の把握を研究分担者とともに、再度共有を行い、「小児医療者を対象とした子どもの権利擁護実践能力を高める教育プログラム」の再構築を行った。再構築は、分担者とともに全体会議を3回、学内分担者と2回、計5回開催した。会議では、本研究のペーストなっている先行研究「小児看護に携わる看護師の子どもの権利擁護実践に至るプロセス」を共有し、子どもの権利擁護実践能力を高める方略について検討を行った。さらに、下記の①~⑤のことを確認しつつ、プログラムの再構築を進めた。①子どもの権利条約を小児医療の具体的な場面にどのように適用させるか。②医療者だけでなく、子どもの保護者にあたる一般の方をメンバーとして加えることの効果について。③意思決定シートの四分割表・臨床倫理シートの導入の方法について。④プログラム全体のアプローチの仕方について。⑤評価方法について。である。 分担者からは、医師の立場・専門看護師の立場から意見をいただき内容を検討した。また、連携研究者は、倫理の専門家、子どもの臓器移植に関する研究を行っている方であることから、プログラム内容についてご意見をいただいた。さらに、一般の方の参加については、子どもの難病支援を行っている団体責任者に聞き取りを行い参考とした。 その結果、、「小児医療者を対象とした子どもの権利擁護実践能力を高める教育プログラム」の再構築を終了することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究は、当初の計画で3段階で構成されていた。第一段階:プログラムの再構成、第二段階:実践と検証、第三段階:教育プログラムの一般化である。1年目の計画としては、第一段階を終了する予定であった。このことからおおむね順調に進展しているといえる。
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今後の研究の推進方策 |
今後の推進方法は、第一段階:プログラムの再構成で作成したプログラムをもとに、2年目に第二段階:実践と検証を行うことである。プログラムのモデル検証に必要な方法について検討を進めていく。3年目は、第三段階:教育プログラムの一般化を行っていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度は研究の第2段階として、作成した教育プログラムの検証を行っていく。モデルプログラムとして展開することから、研究対象者と協力者を複数募り実施すること、プログラムの講義の為に講師をお願いすること、それらの方々の交通費等も必要となる。使用計画としては、①対象者への謝金と交通費 ②協力者への謝金と交通費 ③講師への謝金と交通費 ④尺度アンケート集計に関する業者依頼 ⑤会議費なとである。
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