研究課題/領域番号 |
18K02459
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
高橋 衣 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (90389734)
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研究分担者 |
永吉 美智枝 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (30730113)
三浦 靖彦 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (40181854)
平野 大志 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (90424663)
瀧田 浩平 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (90749392)
遠藤 里子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (20788385)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 子どもの権利 / 小児看護 / 子どもの権利擁護 / 教育プログラム |
研究実績の概要 |
本研究は、子どもに携わる看護師を対象とした子どもの権利擁護実践を高めるための教育プログラムを開発している。2020年度は、2019年度に実施したプログラムパイロットテストの結果を踏まえ、「子どもに携わる看護師を対象とした子どもの権利擁護実践を高めるは教育プログラム(初級編)」を開発し、研究メンバーと内容の検討を継続して行った。COVID-19の影響により、会議設定が難しくなり時間を要したが、最終版を完成することができた。また同時に、パイロットテストに参加した看護師を対象に、子どもの権利擁護実践がどのように変化したかの追跡調査を3か月目・6か月目に実施し質的量的に分析を進めた。さらに、2020年度内のCOVID-19の状況により想定していた対面のプログラム実施が困難となることが予測されたため、完成した対面式のプログラムを遠隔式でもできるように修正する必要性があったため、遠隔でも実施できる内容に変更を加え、音声入りプログラムを検討した。遠隔式のプログラムは、まだ作成中である。2021年度延長願いを申請して進めていく予定である。また、全国の子どもが入院している施設へのプログラム冊子の郵送を企画していたが、各施設のCOVID-19への対応で受け入れも難しい状況が予測されたため、2020年度内の郵送は断念した。2021年度に実施していく予定である。研究としては、第67回日本小児保健協会学術集会で発表を行い全国に周知した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
プログラムは完成したが、COVID-19の影響により、対面でのプログラムから遠隔でのプログラムへの変更を余儀なくされた。一度完成したプログラムにその変更を加えた。また、研究分担者との会議が遠隔となり、時間がかかる状況となった。さらに、各病院がCOVID-19対応に追われている状況から、プログラムを全国への配布する時期を検討したため遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
2021年度に延長申請を行った。今後は、プログラムのCOVID-19対応の見直し、全国子どもが入院する施設への郵送と周知、さらに各施設に実際に使っていただいた結果を踏まえて修正を加えていきたい。研究としては、研究としては、第68回日本小児保健協会学術集会で発表を予定している。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度は使用額は下記のように予定している。①プログラム1000部印刷代300000円②ブログラム郵送代金300000円③講師謝礼100000円④雑費諸経費38453円を予定している。
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