研究課題/領域番号 |
18K02469
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研究機関 | 環太平洋大学 |
研究代表者 |
大橋 節子 (大橋節子) 環太平洋大学, 次世代教育学部, 教授 (80713073)
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研究分担者 |
中原 朋生 環太平洋大学, 次世代教育学部, 教授 (30413511)
上田 敏丈 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 教授 (60353166)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | テ・ファーリキ / 学びの成果 / 社会情動的スキル / 非認知能力3Rs / Respect / Responsibility / Resilience |
研究実績の概要 |
2020年度(3年目最終年度)はニュージーランド乳幼児カリキュラム「テ・ファーリキ」の分析研究をさらに深化させるとともに、その論理を応用した非認知能力の評価法開発を行った。特に「テ・ファーリキ」の分析については、2020年8月にニュージーランド教育省幼児教育部とWEB会議を行うとともに、カリキュラム全文の翻訳を行い、それに基づいた精緻な分析を行った。 「テ・ファーリキ」は①原理、②要素、③目標、④学びの成果から保育を紡いでいく。特に2017年版の「テ・ファーリキ」は、保育活動に対する③目標設定と④学びの成果の関連付けることを重視している。そのために、5つの要素それぞれに「学びと発達のエビデンス」という評価指標を細かく設定するとともに、学びの成果を推進する実践例もきめ細かに提示されていた。さらに2017年版「テ・ファーリキ」では、乳幼児教育と小学校教育の接続に関する独立した章を有していた。具体的には「テ・ファーリキ」における「5つの要素」と小学校教育カリキュラムにおける「学びの領域」との関連性を示す対応表が提示されている。 保育者は、①原理と②要素を具現化する環境構成を行い、子どもたちの主体的な遊びを引き出す。さらに各々の子どもの遊びを「学びと発達のエビデンス」という評価指標を参照しながら学びと発達の記録であるラーニングストーリーを作成する。さらに幼小接続には、小学校の「学びの領域」との関連性を示す対応表を参照しつつ、ラーニングストーリーを作成し評価する。 本研究では、子どもたちの社会情動的スキルをRespect(自己と他者の尊重)、Responsibility(応答力・役割)、Resilience(折れない心)の非認知能力3Rsにまとめた。さらに、これらの成長をみとる評価指標を上記の「テ・ファーリキ」の評価方法を参照しつつ、米国キャラクター教育との関連も考慮しつつ開発した。
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