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2022 年度 実施状況報告書

幼児期の認知発達にふさわしい教育とは:子どもが「遊び」の中で学んでいること

研究課題

研究課題/領域番号 18K02475
研究機関秋田大学

研究代表者

山名 裕子  秋田大学, 教育文化学部, 教授 (10399131)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード学びの基盤 / 認知発達 / 「遊び」の中の「学び」 / 発達理解 / 幼保小の連携 / 幼児教育・保育
研究実績の概要

本研究は,乳幼児期の子どもの「資質・能力」に焦点を当て,子どもの「遊び」に見られる「学びの基盤」を明らかにすることである。この「学びの基盤」は,いわゆる「早期教育」に代表されるような小学校以上で学習することの前倒し教育のことではなく,子どもの「自発的活動としての遊び」のを通して獲得される「学び」のことであり,子どもの「遊び」を丁寧に考察することにより,乳幼児期にふさわしい「学び」について考察することを目的としている。特に近年,「幼保小の連携」や「架け橋プログラム」に見られるように,乳幼児期の育ちと学びを児童期のそれとつなげる議論が必要不可欠であるが,「遊び」の重要性を理解し合うことは難しい。保育の場であっても,乳児と幼児の保育,施設,さらには保育者同士であっても,十分に共有できていない可能性がある。保育者同士,あるいは保育者と教師,さらにいえば保護者も巻き込みながら,乳幼児期の「遊び」と「学び」を共有することが重要である。
今年度もコロナ禍のため,は幼児の観察を継続して行うこと,小学校での授業観察を行うことが十分にはできなかったが,保護者に対する質問紙を実施することはできた。また幼稚園と小学校との連携として,継続的なカンファレンスを通して子どもの姿を共有する道筋を作ることができた。観察で得られた子どもの姿とともに,保育者との関係や子ども同士のかかわりを小学校教諭とも共有する過程,特にカンファレンスにおけるお互いの見方や考え方を議論した内容や,保護者に対する質問紙もまとめているところである。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

特に,論文等で発信することが十分できなかった。

今後の研究の推進方策

研究会や研修会等で発表したり話している内容,特に子どもの姿等を論文として積極的に公刊する。

次年度使用額が生じた理由

主に学会参加費,ならびに論文投稿料,英語校閲費等にあてる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 小学生になるってことは?~「幼保小の架け橋プログラム」を丁寧に考える~2022

    • 著者名/発表者名
      山名裕子
    • 学会等名
      心理科学研究会

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公開日: 2023-12-25  

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