研究最終年度として、研究成果のとりまとめを行うと共に、研究知見を幅広く公表した。 本研究テーマである保育者の同僚性についての理論考察を進める中で、子ども及び保育者自身の所属感(sense of belonging)が、協同的な活動を組織する上で重要な要素であることが見出された。そこで本年度は、研究期間中に収集した実践事例をもとに、所属感の観点から質的分析を通して、協同的活動と所属感との関係についてのモデル化を行い、学術論文として発表した。 また、研究実施期間中に収集したデータを元に、保育者向けの研修会で協同的な活動と同僚性との関係についての研究知見を報告すると共に、保育者向けの雑誌において月刊連載を行い、幅広い読者に本研究の成果を公表することができた。
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