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2021 年度 実績報告書

幼児の生活習慣改善と不登校:昼寝、照明、入浴時刻からの検討

研究課題

研究課題/領域番号 18K02492
研究機関江戸川大学

研究代表者

福田 一彦  江戸川大学, 社会学部, 教授 (20192726)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード大学生 / 睡眠 / オンライン授業 / Covid-19 / 住宅照明
研究実績の概要

新型コロナウイルスの流行により全国の大学の多くではオンライン授業が導入され、自宅等から授業を受講する大学生が増えた。これは、生活習慣に対して大きな影響を与え、睡眠が後退し、通学時間が不要となったことから起床時刻が大幅に後退し、睡眠時間が延長した。今回、全国の約900名の大学生を対象として睡眠などの生活習慣についてオンライン調査を行ったのでその結果について報告する。
2021年12月から2022年1月にかけて、全国の大学生約1000名を対象にしてオンライン調査を行った。1074名の回答を得たが、不完全な回答を削除し、最終的には905名の回答を分析対象とした。授業形態については、オンライン授業が8割以上、6割以上、オンラインと対面が半々、対面授業が6割以上、対面授業が8割以上の5つの選択肢に対して、248名(27.4%)が「オンライン授業が8割」、121名(13.4%)が「オンライン授業が6割以上」、165名(18.2%)が「オンライン授業と対面授業が半々」、79名(8.7%)が「対面授業が6割以上」、292名(32.3%)が「対面授業が8割以上」を選択した。つまり、「オンラインと対面が半々」と答えた学生が約2割、「オンラインの方が多い」と答えた学生が約4割、「対面の方が多い」と答えた学生も約4割という分布となった。オンライン授業と対面授業の割合毎に生活習慣に関する時刻について比較したところ、オンライン授業の割合が多いほど起床時刻と朝食時刻が後退しており、睡眠時間が長い事が明らかとなった。また、夜の室内照明について「白くて昼間の様に明るい」から「オレンジ色でかなり暗い」までの間で5段階の選択肢で答えさせたところ、平日の就床時刻について「白くて明るい」室内照明と比較して「オレンジ色で暗い」室内照明で就寝時刻が早い傾向が認められた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Disappearance process of diurnal naps of infants until 3 years after birth.2022

    • 著者名/発表者名
      Kazuhiko Fukuda
    • 雑誌名

      江戸川大学紀要

      巻: 32 ページ: 141-144.

    • DOI

      10.50831/00001043

  • [学会発表] 大学生の睡眠習慣:オンライン授業と室内照明の影響2022

    • 著者名/発表者名
      福田一彦
    • 学会等名
      日本睡眠学会

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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