不登校傾向と睡眠のリズムの後退(夜更かし朝寝坊)傾向は密接に関連しています。また、夜型化を招く要因として注目されているのが、欧米と比べて明るすぎる夜の住宅照明です。2018年9月の北海道胆振東部地震により全道停電が起きましたが、照明が使えなかったその夜、中学生は1時間半も早く眠りました。また、2021年に全国の大学生1000名を対象に調査を行った結果、オレンジ色で暗い照明の場合、白くて明るい照明の場合よりも大学生は就寝時刻が早い傾向が認められました。このことから、室内照明の工夫によって夜更かし傾向を予防できる可能性が示されました。
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