本研究を含む思想史研究をもとに『教育は社会をどう変えたのか──個人化をもたらすリベラリズムの暴力』(2021,明石書店)を出版した。また『PTA研究』の舞台の一つである杉並区立中学校にて、PTAの招聘で報告講演を行なった。 本書をきっかけに日本教育社会学会、日本教師教育学会、日本臨床心理学会、総合人間学会、日本教育学会の研究大会に登壇し、研究者達と議論を深めることができている。 また日本教育社会学会、福祉社会学会の研究誌に論文が掲載予定である。コロナ禍による研究期間の延長もあり、市民社会の民主化に及ぼすリベラリズムの影響を含めた研究に関しては、論文を9本、共著も3冊出版することができた。
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