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2020 年度 実績報告書

美術教育における映像メディア表現の扱いに関する理論構築と指導方法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K02526
研究機関大阪教育大学

研究代表者

渡邉 美香  大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (30549100)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード美術教育 / 映像メディア表現 / 時間・空間 / ICT
研究実績の概要

本研究は、様々なメディアが普及浸透する今日の教育現場において、美術教育における映像メディア表現の扱いに関する理論と実技指導方法の構築を目指すものである。
本年度は、前年度に引き続き中学生を対象に映像メディア表現題材を研究協力者と共に実践し、参与観察から指導方法を検討し、以下3題材についてまとめ発表した。①ストップモーション・アニメーション:特定非営利活動法人アート知っとく会主催第21回ミーティング(11/23)において、映像メディア表現を通して獲得されるものの見方、指導のポイントを整理し発表した。(法人Webサイトに記録有)また、昨年度ベトナムで実施した映像メディア授業を『美術科研究』38号で発表した。②自画像トランジション:『教科教育学論集』第19号に、映像メディア表現題材において、個性や感情を表す媒体としての作品の見取り、制作過程の学習者の判断の場と内容、指導のポイントを明示した。③クロマキー合成:他の映像制作に応用できる技能として取り上げ、表現を通して獲得されるものの見方、指導のポイント、ICT機器を使用の指導者の心構えについて論文にまとめた。本論は、2021年度『美術科研究』39号に発表予定である。
諸外国のメディア題材事例収集においては、コロナの影響により海外渡航はできなかったが、これまで交流を行ってきたインドのシブナダ―学校と附属中学校とのビデオ交流の可能性を探り、シブナダ―学校の芸術祭KAAFILAに映像で参加する取り組みを実現させた。インドの学校は再開できない状況であったが、表現と学びの機会を守るためオンラインでの芸術祭を試みたものであった。附属学校から送った中学3年生を中心とした応援団のパフォーマンス映像は、オープニングセレモニーの中で紹介され生徒同士交流を図った。(https://www.youtube.com/watch?v=PVtQnwfVfSU)

備考

上記報告は、6月公開予定

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2021 2020 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (3件) (うちオープンアクセス 3件) 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [国際共同研究] Shiv Nadar School(インド)

    • 国名
      インド
    • 外国機関名
      Shiv Nadar School
  • [雑誌論文] ICTを活用した美術科授業「自画像トランジション」の実践2021

    • 著者名/発表者名
      渡邉美香
    • 雑誌名

      教科教育学論集

      巻: 19 ページ: 39-44

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 日本とインドの美術教育交流プログラムとその取り組みについて(2)2020

    • 著者名/発表者名
      渡邉美香 首藤友子 ピオルコフスキー潤 狩谷潤也
    • 雑誌名

      美術科研究

      巻: 38 ページ: 21-36

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 美術教育による文化交流の取り組み―ベトナム・ホーチミン大学との文化交流事業を起点にー2020

    • 著者名/発表者名
      青木宏子 Ngoc Ahn Le Tong 新井馨 加藤可奈衛 渡邉美香
    • 雑誌名

      美術科研究

      巻: 38 ページ: 59-75

    • オープンアクセス
  • [学会発表] I C Tを活用した美術科教材の紹介―子どもの表現を引き出すツールとしてー2020

    • 著者名/発表者名
      渡邉美香
    • 学会等名
      特定非営利活動法人アート知っとくミーティング(第21回)
  • [備考] 第21回アート知っとくミーティング報告

    • URL

      http://www.osaka-kyoiku.ac.jp/~mwatanab/meetingreport21.pdf

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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