• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実績報告書

図画工作科における「道具マスター育成プロジェクト」の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K02536
研究機関愛媛大学

研究代表者

福井 一真  愛媛大学, 教育学部, 准教授 (90583815)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード図画工作科 / 小刀の取り扱い / 教員の研修 / 学修機会の拡充 / 動画教材
研究実績の概要

現職教員を対象として、これまで継続してきた講習会や研修会を開催し、小刀や彫刻刀の基本的な取り扱いについての指導を実施。これによって取り扱いが難しいとされている道具について、現職教員の基礎的な資質の向上を図ることができた。また、2019年には、当時の文部科学省教科調査官(図画工作)であった岡田京子氏を講師として「新しい学習指導要領を語る会」を開催したことにより、現職教員の図画工作科に対する理解を深める機会を提供することができた。さらに、岡田氏から依頼を受け、2020年4月には「初等教育資料4(Apr.2020 No.992)」において、『「つくりながら考える」造形プロセスとは』という論評を執筆した。
2018年度に愛媛大学教育学部2回生の学生を対象とした簡単な意識調査を行い、学生が道具の使用について学ぶ機会を望んでいることが判明したため、2019年度には希望する学生(3回生)を対象として「放課後!図工道具マスター講座」を開講。開講時間の設定については改善が必要であったものの、参加した学生は意欲的に活動に取り組む姿がみられた。これによって、学生の図画工作科に対する学習意欲の高さを確認することができ、学ぶ機会を提供することの意義を明らかにすることができた。
2020年度は上記研究の集大成として、現職教員と学生を対象とした「道具マスター研究会(仮)」の企画・運営をしていく予定であった。しかし、新型コロナウィルスにより、全国的に対面での授業などが強い自粛を求められる状況になり、研究の方向性を大幅に修正する必要性に迫られた。そこで、本研究のこれまでの成果を活かした動画教材の作成に意義を見出し、2020年度は動画配信するための環境整備ならびに、動画内容の検討を実施。これにより、本研究期間が終了した次年度からも研究を継続する基盤をつくることができた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 「つくりながら考える」造形プロセスとは2020

    • 著者名/発表者名
      福井一真
    • 雑誌名

      初等教育資料

      巻: no.992 ページ: 68-71

URL: 

公開日: 2021-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi