研究課題
基盤研究(C)
これまでの基盤的研究をもとに、就学後の教育を見越した教育実践としての具体的な活動の開発と臨床応用するための実践研究を進める。日本には、豊かな想像力で動物や植物を題材に「見立て」を行う表現文化がある。国内で発展してきた「見立て」を、創造性・動物表象・模写活動の視点から子どもの描画発達との関連を概観し整理することで、見立てによるイメージの媒介を行うことが子どもの描画発達の手がかりとなることを検証した。
幼年造形教育
見立てによりイメージを豊かにする造形遊びは、美術教育をより自然で身近な活動と捉えることができ、幼児教育と表現教育、芸術教育を統合した教育実践を展開していることが本研究の意義である。