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2020 年度 実施状況報告書

算数科授業における児童の学習内容の定着とメタ認知を育てる検索学習の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K02574
研究機関兵庫教育大学

研究代表者

加藤 久恵  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (00314518)

研究分担者 堀田 千絵  奈良教育大学, 学校教育系, 准教授 (00548117)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードメタ認知 / 振り返り / 算数科 / 統合
研究実績の概要

算数科授業における学習内容の振り返りと「メタ認知」に関する理論的研究を進めるために,先行研究におけるメタ認知の研究状況をレビューした。特に,算数・数学学習におけるメタ認知の役割やその調査方法,育成方法を検討した。それらをもとに,検索学習におけるメタ認知の位置づけを検討した。
それらの成果を踏まえて,授業終盤の振り返り場面でのメタ認知を捉え・促す学習指導について整理した。そして,授業の終盤で当該授業を振り返る場面に検索学習を活用することによって,そこでの小学生のメタ認知にかかわる記述の有無とその特徴を実践的に分析・考察した。さらに,統合的・発展的に考察する際に働くメタ認知を,統合・発展を促すメタ認知と捉え,統合・発展を促すメタ認知の具体を実践的に検討し,検索学習を通して統合・発展を促すメタ認知を促す学習指導のあり方について検討した。その結果から,検索学習を活用した授業の振り返りが,児童のメタ認知と学習内容の理解に果たす役割について示唆を得た。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

感染症拡大の影響から,授業実践等が計画的に進められない状況があった.

今後の研究の推進方策

算数科授業における児童の「学習内容の定着」と「メタ認知能力の育成」をめざす検索学習の実践的検討とその修正, 「検索学習(第1 次案)」の実践的検討を,本学附属小学校・公立小学校とで行い,その修正案を作成する。

次年度使用額が生じた理由

支払いが翌年度になったため.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 算数学習における統合・発展を促すメタ認知に関する研究 :振り返り活動を活用して2020

    • 著者名/発表者名
      加藤久恵 ,堀田千絵,木村友香,指熊衛
    • 学会等名
      全国数学教育学会

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公開日: 2021-12-27  

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