研究課題/領域番号 |
18K02576
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
浮田 真弓 岡山大学, 教育学研究科, 教授 (40309018)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | アクションリサーチ / インタビュー調査 / 汎用的スキル / 文学教育 / リテラシー |
研究実績の概要 |
2020年度は新型コロナ感染症の関係で2019年度に予定していたメルボルンでの調査が行えなかった。そのため、オンラインによるインタビュー調査を行ったが、十分な成果を上げることができず、この点に関しては研究成果を公表できていない。 一方、ナショナル・カリキュラムであるオーストラリアン・カリキュラムに関しては、文献調査を行い、翻訳・分析し、資料紹介の論文を共著で発表することができた。 汎用的能力に関する国内の研究動向に関しても、文献調査を行い、現在特に「読むこと」教育におけるストラテジー研究に関して調査している。その点に関連して、オーストラリアン・カリキュラムの「文学」「リテラシー」の系統性に関する検討を行った。その結果、日本の学習指導要領と比較して、文章の表現技法などの指導の根拠が明示されていることがわかっている。 研究計画で中心的な内容と考えている教師の研修プログラムに関してはオーストラリアの研修プログラムに対応するものが存在せず、教師へのインタビューを中心に研修の方法に関して調査中である。この点が明らかになっていないため、国内の学校現場と連携しての研修プログラムの構築、実施、検討、改善を行うことができていない。 感染症の終息が見通せない現在では、研究計画を遂行することに困難をきたしており、研究方法がアクション・リサーチの手法をとるものであるため、現地調査、現地でのプログラム実施が不可欠であり、文献調査に方向転換を余儀なくされている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナ感染症のために、メルボルンでの調査が実施されていないこと。その補いのため、オンラインでインタビュー調査を行っているが、十分な成果は上がっていないこと。文献調査に関しては、オンラインで入手できる情報に関しては十分に入手出来ている。 一方、国内での研修プログラムの構築も学校外から参加することが困難になっているため、難しくなっている。
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今後の研究の推進方策 |
オンラインによるインタビュー調査の実施、コロナの感染拡大の状況を見ながらの国内での研究協力校の探索。現在のところの成果発表。
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次年度使用額が生じた理由 |
メルボルンへの渡航、調査、インタビューなどの実施ができなかったことで、研究が進んでいない。また、国内の学校現場への調査、研修プログラムへの協力依頼なども実施することができなかったため。
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