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2020 年度 研究成果報告書

地質学的時間概念と空間概念の認識実態調査及び概念獲得方策の提案

研究課題

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研究課題/領域番号 18K02595
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関佛教大学

研究代表者

平田 豊誠  佛教大学, 教育学部, 准教授 (90733270)

研究分担者 多賀 優  龍谷大学, 農学部, 教授 (00755671)
吉川 武憲  近畿大学, 教職教育部, 准教授 (00757255)
小川 博士  京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 准教授 (90755753)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード深成岩 / 地質学的時間概念 / マグマの冷却固結に要する時間 / 地質学的空間概念 / 花崗岩 / 深成岩の生成深度
研究成果の概要

本研究では,教科書等での「マグマが地下深くでゆっくり冷えて固まる」という抽象的記述に対して,深成岩ができる冷却固結に要する具体的時間(地質学的な時間スケール)や深成岩のできる所(マグマだまりの深さ)の具体的深さについての認識調査を行った。
その結果,妥当な時間を回答できたのは学生2.9%,小学校教員7.3%,中学校理科教員11.6%であり,妥当な深さを回答できたのは小学校教員24.4%,中学校理科教員42.6%だった。これらから義務教育段階における教授方法や教科書記述の改善の必要性が示唆された。

自由記述の分野

理科教育

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回の研究における「マグマが地下深くでゆっくり冷えて固まる」などといったテキストにおいて語られている抽象的な内容について,学習者や教授者が理解していると思っていても,実際の具体的な内容とはかけ離れて認識している場合があることが実証的に明らかとすることができた。特に教授者である教員の具体的な理解を促したり,深めたりする必要性がある。そのためには教科書やその指導者に具体的記述を行うとともに,教員養成段階からの具体的な理解を促す方策や指導が必要であることが明らかとなった。

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公開日: 2022-01-27  

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