研究課題/領域番号 |
18K02597
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研究機関 | 相愛大学 |
研究代表者 |
沼田 潤 相愛大学, 共通教育センター, 准教授 (40735289)
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研究分担者 |
林 隆紀 佛教大学, 社会学部, 准教授 (20264806)
長谷川 精一 相愛大学, 共通教育センター, 教授 (40269824)
奥野 浩之 同志社大学, 免許資格課程センター, 准教授 (80552067)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 総合的な学習の時間 / 共生 / 異文化 / eラーニング |
研究実績の概要 |
本研究は、異文化理解教育、環境教育、情報教育、教育史・地域研究など、異なる分野を専門とする研究者の協働によって共生社会の実現に貢献する資質を育む「総合的な学習の時間の指導法」の教育プログラム開発を目的として計画したものである。3か年計画の初年度にあたる平成30年度は、研究代表者、分担者が「総合的な学習の時間」の内容について先行研究を収集・分析した後、討議を重ね、教育プログラムの内容の検討を行うことを目標とした。まず研究代表者は、資料収集やデータ分析のための情報機器類の購入を行った。さらに、①日本社会の多文化状況、②日本社会の多文化共生に関する諸課題、③地域における多文化共生の取組み、④多文化共生のあり方、⑤諸外国の多文化状況と多文化共生に関する諸課題、といった観点から共生社会の実現に貢献する資質を育む「総合的な学習の時間の指導法」の教育プログラムの内容を検討した。環境教育を専門とする研究分担者は、多様な文化的背景を有する人々が共に生きる社会における持続可能な社会形成のための方法について知見収集に努めた。また情報教育を専門とする研究分担者は、ヘイトスピーチやSNSといった観点から多文化共生社会における情報教育のあり方に関する知見収集を行った。さらに教育史・地域研究を専門とする研究分担者は、地域における多文化共生の取組みに関する知見を得るための出張調査を行った。以上のように、初年度の成果は異なる専門領域において、それぞれが担当すべき教育プログラムの内容を検討することに主眼を置く形となった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究代表者、分担者は、それぞれの専門分野において「総合的な学習の時間の指導法」の教育プログラムの内容の検討を開始することができた。しかし、共同研究者とそれぞれが検討した教育プログラムの内容を十分に議論する場を確保できなかった。そのために、具体的なプログラム開発への準備が遅れてしまった。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度の成果において、それぞれが担当する教育プログラムの内容は明確になっており、その教育プログラムの内容に関する調査研究を計画し、共同調査に取り組むことで、さらにその教育プログラムの内容の充実を図る。 また、教育プログラムの内容を確定し、eラーニング化を行う。eラーニング化がなされた内容を搭載する学修システムの構築を開始する。
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次年度使用額が生じた理由 |
2年目最初の全体研究会で、今年度以降の調査計画の確認を行った。共同研究調査候補地として、共生や異文化理解の題材として有益な資料を有する長崎県、沖縄県をその候補として決定した。したがって、教育プログラムの内容充実のための調査と、教育プログラムのeラーニング化、eラーニング化された内容を搭載する学修システム構築のための費用として初年度経費の繰り越し分を含めた今年度分経費を使用する。
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