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2024 年度 実績報告書

科学的仮説形成に関する実証的研究-具体的操作から児童が主体的に実験に向かう過程-

研究課題

研究課題/領域番号 18K02613
研究機関金沢大学

研究代表者

松本 謙一  金沢大学, 人間社会研究域, 客員研究員 (80334704)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2025-03-31
キーワード問題解決 / 予備実験 / 帰納法・演繹法 / モデル化 / 主体的な学び / 自由な試行活動 / 生活科での育ち
研究実績の概要

今年度は、日本生活科・総合的学習教育学会全国大会に参加し、理科につながる生活科の動向を確認しながら、これまでの研究のまとめとして、論文執筆を中心に研究を進めた。
研究機関全体を通しての研究の成果は以下のようにまとめられる。
生活科で具体的な活動・体験を通して学んでいる子どもたちが、主体的に問題解決できる学習過程と、教師の働きについて、授業実践を通して解明し、一般的な授業者が用いることができる汎用的な理科の授業モデルを提案することを目的に実践研究を重ねた。その結果、具体的操作が可能な教材では、これまでの理科の学び方、すなわち『問題』→『予想』→『実験・観察』→『考察』→『まとめ』のうち、「思考中心の『予想』」を、「具体的操作を通しての『見当』」とすることで、子どもの意識に沿った主体的・創造的な学習を保障できることが確認できた。教師の働きは、①ねらいに直結した単元構想と、②未知の自然に挑む子どもを研究者として捉え支援することの2点にある。一つの問題解決の過程に、②見当をつけるための活動(科学者の予備実験)と、③検証するための活動(科学者の本実験)の2つをペアで位置付けることが欠かせない。今後、汎用化に向けて小学校3~6学年の単元配列の検討と教師の意識改革、一般化に向けてこれまでの研究との関連の明確化が欠かせない。また、学習モデルの効果測定を行うための実験的研究を進める必要がある。なお、今回の提案は、授業実践を通してのモデル化に重きを置き、仮説演繹法やアブダクションをはじめ、様々な研究との関連についての討論がなされていない。今後、それらについて明確にする必要がある。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2025 2024

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件)

  • [雑誌論文] 『具体的操作』から主体的に検証に向かうプロセスを 重視した小学校理科学習モデルの提案 - 生活科における子どもの育ちを踏まえて -2025

    • 著者名/発表者名
      松 本 謙 一
    • 雑誌名

      日本初等理科教育研究会 研究紀要

      巻: No.100 ページ: 1-10

  • [学会発表] 教員もワクワクする学校 !を支える 持続可能な教育システムづくリー教育委員会の挑戦―2024

    • 著者名/発表者名
      松本 謙一
    • 学会等名
      早稲 田大学教師教育研究所主催 早稲 田大学総合研究機構共催 教師教育研究 フォー ラム
    • 招待講演
  • [学会発表] 「人間として育つ子ども」 一個別最適な学びを支える話し合いはどうあればよいか―2024

    • 著者名/発表者名
      松本 謙一
    • 学会等名
      早稲 田大学教師教育研究所主催 早稲 田大学総合研究機構共催 教師教育研究 フォー ラム
    • 招待講演

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公開日: 2025-12-26  

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