研究課題/領域番号 |
18K02626
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
池野 修 愛媛大学, 教育学部, 教授 (70294775)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ティーム・ティーチング / ALT / 教員研修 |
研究実績の概要 |
本研究は,小学校外国語及び中学校英語におけるティーム・ティーチング(TT)授業に関する詳細な調査を行い,調査結果に基づき,TT向上のための教員研修プログラム,TT支援のためのツール(例えば,授業打ち合わせシート,TT授業評価ルーブリック)の開発と評価を行う研究である。2021年度の主要な研究成果は,「TTに関する教員研修プログラム」の実施に関する成果を第32回四国英語教育学会高知研究大会(6/26)(オンラインで実施)において発表したことである。この発表では,開発した研修プログラムを報告対象として,特に,ALT調査の結果を活用した話し合い活動,TT授業計画シート,TT授業振り返りシート,ALTへの要望をまとめたシート等の「TT支援ツール」の作成,ALTと行うスモール・トークの練習などの活動の具体的内容について報告し,また,関連の評価データに基づき「TT教員研修プログラム」の成果と課題(および改善案)を考察した。2021年度には,他にも,日本人教員/ALT対象を対象とする,修正した研修プログラムの再実施,修正した「TT授業計画シート」「TT授業振り返りシート」の活用と評価などを計画していたのであるが,コロナ禍が原因で計画していた教員研修等がいずれも直前で中止になったため,これらのことを実施することができなかった。また,本科研の成果を総合的にまとめた「効果的なTT教員研修プログラム(仮題)」も編集中であり,完成にはもう少し時間が必要な状態となっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2021年度は,開発し実施した「ティーム・ティーチングに関する教員研修プログラム」について研究発表を行なった。2019年度に試行的に実施した教員研修プログラムを評価データに基づき修正したのであるが,その修正プログラムの再実施を計画していたものの,コロナ禍が原因でできなかった(予定していた教員研修が直前で中止になった)。また,様々な研究成果を纏めた冊子を作成中であり,その完成にもう少し時間がかかるため,さらに1年間延長し研究を取り纏めることとした。
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今後の研究の推進方策 |
今回再延長した結果,最終年度となる今年度は,次のような形で研究を推進する予定である。(1) 2019年度に実施した教員研修実施結果に基づき,TT教員研修プログラムにさらなる改善を加え,再実施する。(2) ALT対象に行なった調査の結果を報告書として纏める。(3) 本科研の研究成果を「効果的なTT教員研修プログラム(仮題)」という冊子にまとめ発表する。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度使用額が発生した主な理由は,研究成果を取りまとめた冊子がまだ完成していないことである。研究費はあまり残ってはいないが,主に,様々な研究成果を社会に還元する手段としての「効果的なTT教員研修プログラム(仮題)」の作成及び印刷に使用する予定である。
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