研究課題
基盤研究(C)
本研究の成果は,次の3点に要約することができる。(1) 日本人教員/ALTに対して調査を行い,「外国語ティーム・ティーチング (TT) の課題」に関する詳細な情報を収集し,整理した。(2) TT向上のための教員研修プログラムを開発し,実施→評価→修正→再実施という過程を経て,教員研修のモデル事例として報告・提案した。(3) 様々なTT支援ツール(例: TT授業計画シート,TT授業評価ルーブリック)を開発し,それを現職教員による評価に基づき修正し,有用性を高めたツールとして発表した。
英語教育学
本研究の学術的意義は,外国語ティーム・ティーチング(TT)についての研究を,「TTの課題」に関する詳細な情報を収集し,それを整理することで発展させたこと,「教師教育」に関する学術的な知識ベースを,TT担当教員のための教育という点で充実させたことである。社会的意義としては,TTに関する教員研修を開発・実施し,それをモデル事例として提案したこと,TTをサポートする様々なツール(例: TT授業計画シート,「ALTへのお願い」シート)を開発し,公表したことなどが挙げられる。