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2021 年度 実施状況報告書

ヨハネス・イッテンの美術教育上の探究とバウハウス関係者との共通性について

研究課題

研究課題/領域番号 18K02628
研究機関高知大学

研究代表者

金子 宜正  高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 教授 (20263965)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードヨハネス・イッテン / バウハウス / イッテン・シューレ / 美術教育
研究実績の概要

これまで研究代表者がおこなってきたヨハネス・イッテンの美術教育に関する研究をふまえ、本研究では、イッテンの関連資料(日記帳などの手書き資料を含む)や著述等にみられるイッテンの探究について詳しく分析するとともに、バウハウス関係者にかかわる資料や当時の教育活動・芸術動向等にかかわる出版物等について研究調査を進めてきている。
しかしながら、新型コロナウイルスの影響などにより国内外における調整に困難が生じており、当初本研究で予定していた現地調査を延期せざるを得ない状況が続いている。そのため、昨年度に続き、移動を伴わずに入手可能な関連資料やオンライン等を介した資料の収集につとめるとともに、欧州の研究者との研究交流を継続しながら、現地調査の調整が可能となる機会をうかがった。
このような状況であることから、本年度は、バウハウス創立100周年を機に出版された関連書籍や復刻資料等の内容を検討するとともに、バウハウス関係者が遺した記録の一部(手書き資料を含む)や本研究に関連する当時の教育活動に関わる資料など、新たに収集した資料とかねてより収集してきた資料をあわせて研究を進めた。さらに、これらを通して得られた知見をふまえ、これまで研究を進めてきたイッテンの日記帳などにみられる記述や書籍等の内容について改めて検討した。また、バウハウス創立100周年記念の関連企画から派生した出版プロジェクトを介して、欧州の研究者とバウハウスにかかわる研究上の意見交換をおこなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウイルスなどの影響により国内外における調整等が難しい状況が続いたことから、当初予定していた現地調査を延期したため、研究が遅れている。

今後の研究の推進方策

新型コロナウイルスなどの影響を受けて延期してきた現地調査の実施については、国内外の状況等を注視しながら、慎重に対応する。新たに入手可能となった関連資料や書籍を収集するとともに、新たに収集した資料とこれまで収集してきたイッテン及びバウハウス関係者にかかわる関連資料等をあわせて分析と検討を進める。これまで研究代表者がおこなってきた研究をふまえ、欧州のバウハウスにかかわる研究動向を確認しながら、調査研究をさらに進めたいと考えている。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルスなどの影響により、本年度までに予定していた現地調査の実施を延期したため、それにかかわる経費を繰り越した。

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公開日: 2022-12-28  

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