研究課題/領域番号 |
18K02651
|
研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
大澤 弘典 山形大学, 大学院教育実践研究科, 教授 (10343071)
|
研究分担者 |
平林 真伊 山形大学, 地域教育文化学部, 講師 (70803021) [辞退]
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | 数学的モデリング |
研究実績の概要 |
本研究の目的は小規模校における数学的モデリングに係わる教材を開発するとともに,数学的モデリングの授業を推進する上での有効性や課題点等を明らかにすることである。 この研究目的を達成するために,(1)動的数学ソフトウエア(GeoGebra等)の利用,(2)情報検索システム(Google等)の利用,(3)異学年の交流活動(異学年合同学習)の3つの手立てを相乗的に活かして,小規模校における数学的モデリングに係わる有意義な教材開発及び授業プログラムを実現を図った。 上掲(1)〜(3)の3つの手だてを前提に,前年度(平成30年度)で行った小規模校での数学的モデリングの授業に係る有効性及び問題点の明確化を踏まえて,今年度(平成31年度・令和元年度)は,小規模校での数学的モデリングの教材開発及び授業プログラムの作成を行った。 具体的には,平成30年度の本調査研究及び筆者らがこれまでに開発した教材等を踏まえ,小規模校における数学的モデリングの教材を開発し授業プログラムの原案を作成した。実験授業協力校の実態を考慮して,小学校5・6年及び中学校1・2年対象に各10時間程度本研究の中間発表した。の教材開発及び授業プログラムを作成した。 併せて,本研究の中間発表として開発した数学的モデリングに係わる教材及び授業プログラムの原案に係わって,数学教育学会2019年度夏季研究会(関東エリア)及び数学教育学会2020年度春季年会において研究発表した。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本プログラム作成に関わって,月1回程度開催される山形大学附属学校園共同研究数学部会において報告し,本授業プログラムの改善と修正を図れた。
|
今後の研究の推進方策 |
令和2年度の研究では,令和元年度までに作成したの数学的モデリングの授業プログラムを実験授業協力校で実験授業を実施し,その有効性を検証する。
|
次年度使用額が生じた理由 |
コロナウイルス問題で,参加予定の学会等が中止となったため
|