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2020 年度 研究成果報告書

日本の大学における利益相反マネジメントの体制とその運用の実態に関する調査研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18K02695
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09050:高等教育学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

新谷 由紀子  筑波大学, 利益相反・輸出管理マネジメント室, 准教授 (40333281)

研究分担者 菊本 虔  筑波大学, 利益相反・輸出管理マネジメント室, 名誉教授 (50284229)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード利益相反 / マネジメント / 意識調査 / 大学 / 体制 / 医学 / 産学連携 / リスク
研究成果の概要

大学を対象に利益相反マネジメントの運用と体制に関する実態を調査した。この結果、体制は整ってきたが、依然として実質的なマネジメントとはなっていないことが判明した。国等の研究助成金における利益相反マネジメントの義務付け、利益相反アドバイザーの人材育成、利益相反アドバイザリーボードの積極的な導入等について提言した。
さらに、大学教員を対象としてアンケート調査を実施した。この結果、医学系以外では医学系よりも利益相反に関する知識の普及が若干遅れていること等の実態が明らかになった。これらの問題点の整理から、大学が組織として利益相反問題に取り組むことが一層必要であることなどについての提言を行った。

自由記述の分野

利益相反、研究倫理、高等教育政策、知的財産権、産学連携

研究成果の学術的意義や社会的意義

実質的に意味のある利益相反マネジメントの普及を図るためには、各大学の利益相反マネジメントの体制だけではなく、運用の実態を把握することが不可欠であるが、そのような調査はほとんど存在しなかった。本研究では、大学の利益相反マネジメントの体制と運用の実態のみならず、その課題を明らかにすることにより、日本の大学における利益相反マネジメントの質的向上を目指すための具体的な改善方策を提言した。
これまでの利益相反の絡んだ事件により、日本の臨床研究に対する国際的な信用を著しく毀損したことを考えると、本研究の学術的・社会的意義は大きい。

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公開日: 2022-01-27  

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