教員養成課程における保健・安全の資質・能力について、学校管理職および養護教諭にニーズに関する全国調査を実施した.校長が経験した児童生徒の保健・安全への教員の対応場面での課題は,児童生徒の発達障害への対応が最も多く,次いで児童生徒の心のケアであった。小学校では,保護者との連携(保健面),けがへの応急手当,保護者との連携(安全面)が,中学校では,けがへの応急手当て,熱中症への対応,保護者との連携(保健面)が,高等学校では,熱中症への対応,保護者との連携(保健面),教員同士の連携(安全面)が高い値を示した.それらの内容把握を基に7回分のカリキュラムを検討するとともに、学習教材(案)を作成した。
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