研究課題/領域番号 |
18K02708
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
篠田 雅人 早稲田大学, 大学総合研究センター, 講師(任期付) (60601234)
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研究分担者 |
佐藤 学 学習院大学, 文学部, 客員所員 (70135424)
小島 和男 学習院大学, 文学部, 教授 (80383545)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 高等教育 / 学習成果 / 人文科学系学士課程教育 / 社会科学系学士課程教育 / 社会的レリバンス |
研究実績の概要 |
研究期間を延長した2022年度は、「③企業等調査」の実施、「②社会科学系学科卒業生調査」および「③企業等調査」の結果分析、他研究者からの提供を受けることとした「①全国社会科学系学科長調査」の代替データの入手・分析を予定していた。 その後、研究分担者および他研究者との意見交換等を経て、準備を進めていた「③企業等調査」については、研究に供するための質の高い調査の実施およびサンプル取得が困難であると判断し、不実施を決定した。 結果として、2022年度においては、2019年度末に実施した「②社会科学系学科卒業生調査」の分析を引き続き行うとともに、他研究者からの同意を得て入手した「①全国社会科学系学科長調査」の代替データの確認を行った。加えて、学習成果検証の実例調査および他大学の高等教育研究者との意見交換のため、本科研費以外の研究費の活用も含めて5大学に訪問調査を行い、前述の「③企業等調査」の不実施の決定にも寄与した。 なお、新型コロナウイルス特例により研究期間のさらに1年延長が承認されたことから、2023年度はこれまでの調査データおよび提供を受けたデータの分析を引き続き行うとともに、新たに「④自然科学系学科卒業生調査」の実施を予定している。そのうえで、各種データの分析を進め、共同研究者および高等教育研究者からの意見を踏まえつつ、2023・2024年度に開催される各種学会等で研究成果を公表していく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2022年度は研究代表者の前所属機関における本務多忙化や所属機関移籍もあり、さらに研究期間を1年延長した。加えて、研究計画の見直しによる新たな調査実施も決定した。そのため、最終的な比較研究・研究成果のとりまとめを予定している最終年度の2023年度に研究活動が集中することから、研究の進捗は遅れていると言わざるを得ない。
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今後の研究の推進方策 |
2019年度末に実施した「②社会科学系学科卒業生調査」の分析および人文科学系データについて引き続き精緻な分析を進める。また、提供を受けた「①全国社会科学系学科長調査」の代替データについても、かつて別の研究費で実施した「人文科学系学科長調査」の結果と可能な範囲で比較分析を行う。そのうえで、2023年度に新たに実施することとした「④自然科学系学科卒業生調査」を含め、人文科学系の学習成果について、社会科学系・自然科学系と比較分析し、2023年度以降における研究成果の公表を進めていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
2022年度の「③企業等調査」を不実施としたことに伴う業務委託費の支出減と、2023年度に新たに実施することとした「④自然科学系卒業生調査」の実施にかかる業務委託費支出を予定しているため。
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