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2023 年度 実績報告書

人文科学系学士課程教育の教育的意義-社会的レリバンスの質保証の観点から-

研究課題

研究課題/領域番号 18K02708
研究機関早稲田大学

研究代表者

篠田 雅人  早稲田大学, 大学総合研究センター, 講師(任期付) (60601234)

研究分担者 佐藤 学  学習院大学, 文学部, 客員所員 (70135424) [辞退]
小島 和男  学習院大学, 文学部, 教授 (80383545)
中野 伸  学習院大学, 理学部, 教授 (40180327)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード高等教育 / 学習成果 / 人文科学系学士課程教育 / 社会科学系学士課程教育 / 社会的レリバンス
研究実績の概要

研究期間を再延長した2023年度は、これまでの調査データおよび提供を受けたデータの分析を引き続き行うとともに、新たに「自然科学系学科卒業生調査」の実施を予定していた。その後、新規参画の共同研究者を含む研究グループ内での検討・意見交換を経た結果、本研究期間においては、広範な分野を有する自然科学系のうち、人文科学系との比較において焦点をあてる分野を理学系と定めるとともに、従来と同様の手法で、学科長調査と卒業生調査の実施を視野に入れ、まずは学科長調査の実施を企画した。
しかし、予算残額との兼ね合いもあり、再検討の結果、人文科学と社会科学の融合領域ともいえる社会学系・心理学系・教育学系(教員養成系を含む)の卒業生を対象とした調査の実施に変更した。同調査は、2024年2月初旬に実施することができたが、属性データの回収が困難になりつつあることなどインターネットモニター調査という方法の限界を垣間見るに至った。
とはいえ、前身の科研費による研究課題から、「人文科学系「社会科学系」「社会学系・心理学系・教育学系(教員養成系を含む)」の3つの卒業生調査データを蓄積できたこと、加えて、懸案事項となっていた、3つの卒業生調査データに偏差値データをマージする作業も完了したことから、今後の比較研究に大いに活かされる土台作りができたものと考えている。
研究成果の一部として、分野の違いによらず、「大学時代に身についていた知識・能力」は「現在身についている知識・能力」に大きな影響を与えていること、また、「大学時代に身についていた知識・能力」は「卒業論文のテーマは卒業後の進路と関係がある」、「授業をきっかけに自分なりの関心を形成していった」という要素が大きく寄与していることを明らかにした。
今後さらなる比較研究を進め、2024年度以降に開催される各種学会等で研究成果を公表していく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 人文社会系・社会科学系学士課程教育における学習経験と学習成果の比較-3つの全国卒業生調査の結果から-2024

    • 著者名/発表者名
      篠田雅人
    • 学会等名
      日本高等教育学会第27回大会自由研究発表

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公開日: 2024-12-25  

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