研究実績の概要 |
2019年度は,イギリスとオランダの大学(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン,アムステルダム大学,ユトレヒト大学)を訪問し,学位プログラム運営の基礎単位である教員組織・教育組織の構造や役割などに関する聞き取り調査を行った。特に,教員の教育担当をどのように決めているのかについて,詳細に調べてきた。加えて,昨年度から引き続き文献調査を行い,それらの成果を(学位プログラムとは直接関係がないものの)自らの編著や論文および学会発表において活かすことができた。編著は,Masahiro Tanaka (ed.) (2019) Student Engagement and Quality Assurance in Higher Education: International Collaborations for the Enhancement of Learning, London: Routledge (ISBN 9780367132835)である。論文は,田中正弘(2020)「我が国の法曹養成の出口拡充戦略は誰が主導すべきか―主体に着目した英米との比較―」『法社会学』(日本法社会学会)第86号,28-43頁である。学会発表は,Tanaka, Masahiro and Millard, Luke (2019) "Student Engagement in the U.K. and Japan: Engaging the student voice for quality enhancement and assurance", The 22nd Annual Conference of the JAHER (Kanazawa University)である。
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