研究課題/領域番号 |
18K02804
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
谷 晋二 立命館大学, 総合心理学部, 教授 (20368426)
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研究分担者 |
三田村 仰 立命館大学, 総合心理学部, 准教授 (20709563)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | ACT / ACT マトリックス / ASD / 就労支援 / 心理的ケア |
研究成果の概要 |
ACTはASDの人の介入として期待されているが研究は限られている。本研究の目的はASDの人に対するACT Matrixのプログラムを作成しその有効性を検討することである。11名の参加者がプログラムに参加した(平均年齢17.83歳,SD=8.17)。ACT Matrixの6つのステップを順番に実施した。セッションではホームワークの振り返り,パワーポイントのスライドやビデオを使ったエクササイズが行われた。11名の参加者のうち9人がプログラムを終了した。終了後の評価ではこのプログラムが利用しやすく有用であったと評定した。就労支援を受けていた参加者は正規の就労が得られた。心理的苦悩の低減も見られた。
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自由記述の分野 |
行動分析学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
参加者のうち3名は就労支援を受けながら仕事を探していた。うちの2人は,本プログラムの終了後に正規就労をすることができ,1名はこれまで中断しがちであった就労支援プログラムに継続的に参加することができるようになった。2名は,顕著な心理的苦悩(不安,恐れ,社会的な不適応感)を抱える人で,プログラムの終了後,GHQ-28の値はカットオフ値以下となりACTに関連する尺度の値も,予測される方向へ変化していることが示された。これらのことから,ACTマトリックスを使った支援はASDの人へも適用可能であると考えられ,これは大きな学術的意義である。また就労支援の新しい方法を提案できたことは社会的意義が高い。
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