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2022 年度 実施状況報告書

特別支援学校(肢体不自由)における意思決定論的アプローチに基づく授業開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K02806
研究機関独立行政法人国立特別支援教育総合研究所

研究代表者

北川 貴章  独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 研究企画部, 主任研究員 (60780674)

研究分担者 安藤 隆男  筑波大学, 人間系, 教授 (20251861) [辞退]
内海 友加利  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 助教 (00845232)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード授業改善 / オンライン / 若手教師の気づき / 手触り / 誘導の方向
研究実績の概要

新型コロナウイルスの感染収束の状況を見ながら、構築したプログラムの効果と課題を検証するためのデータ収集の実施について研究協力校と調整してきた。2事例で実施する方向で調整していたが、研究協力者に分担してもらう事例の対象生徒が、急遽手術の関係で転校することになり、データを収集することができなくなった。研究代表者がベテラン教師役を担う事例については、対面で実施した場合の感染リスクなどを考慮して、オンラインで行う手続きを再検討して実施した。
若手教師の授業後の振り返りから計画段階と実施段階のズレを抽出し、ベテラン教師の介入場面を設定することがオンラインでも行うことができた。具体的な手技は、対面のように実技を通じて伝えることが難しいことから、関係する図書を事前に提供しながら、授業改善のポイントを伝えた。
前時で生じていたズレと同じ場面で、具体的な授業改善のポイントを踏まえながら若手教師が指導を行うことができ、児童の身体の状態に合わせて計画どおりに授業を進めることができ、一定の成果を確認することができた。また、外部専門家のような校外の人間がベテラン教師役として今後介入することを想定した場合、オンラインで行った方が、移動に係る拘束時間が減るなどの理由から日程調整もしやすくなり、オンラインで行った方が対面で行う時よりも介入機会を増やすことが容易であるなどのメリットも挙がってきた。その一方で、オンラインで行った場合、実技を行うことができないため、手触りや誘導の仕方などについて、ベテラン教師から若手教師に十分に伝えきれない部分もあることが課題として取り上げられた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウイルスの感染拡大防止の関係で、学校に訪問して対面でプログラムを行た効果と課題の収集を十分にできていない。

今後の研究の推進方策

新型コロナウイルスの感染状況や対策方針も変わってきていることを踏まえ、研究協力校の方針なども確認しながら引き続きデータを収集する。その際、構築しているプログラムについて、対面及びオンラインでの実施方法をどのように融合させるかについても検討しながら、本研究をまとめる。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染拡大防止の影響により、研究協力校への訪問機会の減少や関係学会等の開催がオンライン開催になった等の影響により予定どおり執行できなかった。
次年度は、本研究をまとめるにあたって必要なデータ収集及び分析に係る予算に充当する。また理論の裏付けに必要な文献を購入するなどして計画的な執行に努める。

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公開日: 2023-12-25  

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