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2023 年度 実績報告書

教科等のねらいの達成を目指した交流及び共同学習の実践方法に関する開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K02807
研究機関帝京平成大学

研究代表者

齊藤 由美子  帝京平成大学, 人文社会学部, 教授 (90443332)

研究分担者 小澤 至賢  独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 研修事業部, 主任研究員 (60419942)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード交流及び共同学習 / インクルーシブ教育
研究実績の概要

令和5年度は、令和4年度に東京都特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会加盟校を対象に実施した調査の内容を精査した上で、特徴のある実践を行っている小、中学校(小学校4校、中学校1校)を訪問し、その実践的な詳細を調査する目的でインタビュー調査を実施した。
知的障害特別支援学級に在籍している児童生徒の交流及び共同学習では、主として技能教科が多い状況であった。通常の学級に在籍している児童生徒のペースについていけないことが課題として挙げられていた。これに対する工夫として、事前学習でその日に学習することを確認したり、事後学習でできなかったところを確認したりすることやねらいや達成の基準をその児童生徒に合わせるようにする工夫を行っている。
自閉症・情緒障害特別支援学級に在籍している児童生徒の交流及び共同学習では、技能教科に加えて、児童生徒の興味関心に合わせて、算数数学や社会、理科等の教科が実施させているケースが見られた。自閉症・情緒障害特別支援学級では、知的障害特別支援に在籍している児童生徒と同様の課題に加え、グループ学習での配慮や通常の学級におけるルールの確認の必要性などが挙げられていた。これに対する工夫点として、事前指導において、気を付けることを確認したり、事後学習で授業の振り返りを行ったりするなどの工夫を行っていることが明らかになった。
これらの調査を踏まえ、東洋館出版の特別支援教育研究12月号「共生社会の実現に向けた交流及び共同学習と地域協働活動の展望」と題して交流及び共同学習の考え方の整理と今後の展望について発表を行った。
研究期間全体を通して、諸外国のインクルーシブ教育の仕組みを参考にして日本の交流及び交流学習の在り方を展望するとともに、現状における教科等の学びに焦点を当てた工夫と課題を明らかにすることができた。

備考

小澤至賢(研究分担者)により調査研究協力を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 共生社会の実現に向けた交流及び共同学習と地域協働活動の展望2023

    • 著者名/発表者名
      小澤至賢
    • 雑誌名

      特別支援教育研究

      巻: 12月号 ページ: 28-31

  • [備考] 全国特別支援学級・通級指導教室設置学校長協会 令和4年度 全国調査報告書

    • URL

      http://zentokukyo.xsrv.jp/page_20201204141939/page_20230606115247

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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