• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 実績報告書

教員養成大学における学生の地域理解と地域間移行:適応と時間的展望との関連から

研究課題

研究課題/領域番号 18K02809
研究機関北海道教育大学

研究代表者

半澤 礼之  北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (10569396)

研究分担者 宮前 耕史  北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (30584156)
浅井 継悟  北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (40776655)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード教師教育 / 地域 / 適応 / 時間的展望
研究実績の概要

最終年度は,「教員養成大学における学生の地域理解」というテーマに対して,「地域と学校教育の重要性の認識尺度(半澤・宮前・浅井,2020)」と関連を持つ要因について質問紙調査による検討をおこなった。その結果,この重要性の認識と,高校生時代までの過去に地域と学校内外で関わった経験が関連を持つことが明らかになった(半澤, 2022a)。また,「教員養成大学の学生の地域間移行」というテーマについては,大学4年生と学校教員1年目の2回にわたる縦断的な面接調査の結果から地域間移行に対する準備の不十分さがその後の移行先での不適応と関わっている可能性が示唆されたため,それを論じる論文の執筆をおこなった(半澤, 2022b)。

研究期間全体を通しては,地域理解というテーマに対して「地域と学校教育の重要性の認識尺度(半澤・宮前・浅井,2020)」を作成してそれと関連を持つ要因について検討したこと(2022b),また,地域間移動というテーマに対しては,学校から社会,すなわち学生から教師へという移行期において,その役割(学生・教師)の移行という観点だけではなく,ある地域からある地域への場の移行という観点も含みこんだ移行期支援が必要であることを明らかにした(半澤, 2020;2022b)。この2つのテーマに対して得られた知見を総合すると,地域と学校教育の協働や連携についてその重要性が指摘されている現代において,教員養成大学の学生の学びに対して「地域」という視点からのアプローチが必要であるということが示唆されると考えられる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (2件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 教員志望の学生の「地域と学校教育の協働の重要性の認識」と関連を持つ要因2023

    • 著者名/発表者名
      半澤礼之
    • 雑誌名

      ESD・環境教育研究

      巻: 25 ページ: 15-19

  • [雑誌論文] 地域間移動を経験した初任教員の環境適応と時間的展望-大学4年生から教員1年目にかけての縦断的な事例検討より-2023

    • 著者名/発表者名
      半澤礼之
    • 雑誌名

      釧路論集

      巻: 54 ページ: 37-45

    • DOI

      10.32150/00010893

    • オープンアクセス

URL: 

公開日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi