研究課題/領域番号 |
18K02816
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
水内 豊和 富山大学, 人間発達科学部, 准教授 (30372478)
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研究分担者 |
山西 潤一 富山大学, 人間発達科学部, 名誉教授 (20158249)
和田 充紀 富山大学, 人間発達科学部, 講師 (50756913)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | プログラミング教育 / 特別支援学校 / 知的障害 / 自立活動 / 遊びの指導 / ICT / 教育課程 |
研究実績の概要 |
本研究は大きく、「1.知的障害特別支援学校におけるプログラミング教育の実態調査」、「2.知的障害特別支援学校におけるプログラミング教育の実証研究」の二部構成となっている。 1については、全国の知的障害を主な対象とする特別支援学校(学部により異なるが500校程度)を対象に、プログラミング教育の実施状況について、質問紙調査を行なった。回収率は30%であった。結果としては実施している学校は、小学部、中学部、高等部でそれぞれ4.6%、8.7%、11.3%と低調であった。実施していない理由についての自由記述などから、まだまだプログラミング教育をすること自体を目的として誤認しており、そのためハードルが高いと考えている教員が多く、この誤解を解くためには、知的障害特別支援学校におけるプログラミング教育とは何かということについての指針や解説を示す必要性がある。また必ずしもハードやソフトが一人ずつになくても,またそもそもコンピュータを用いなくても実施できるアンプラグドな実践などの事例を含め、プログラミング教育の先行事例を早急に示す必要があることが明らかになった。 2については、富山大学人間発達科学部附属特別支援学校を実践校とし、2018年度は、小学部において児童の実態に応じて、自立活動や生活単元学習、遊びの時間などにおいて、プログラミング教育を実施した。その結果、領域・教科等のねらいの達成とともにプログラミング的思考を高める授業実践のあり方がいくつか提示できた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
【研究実績の概要】に示したように、研究は当初予定した通り順調に進んでいるため。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、小学部の教育課程に、プログラミング教育を位置付け、さらなるプログラミング教育実践の可能性を探求する予定である。また昨年度のアンケート調査の結果、実践事例について、日本特殊教育学会、日本教育工学会などにて成果報告を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
2018年度に予定していた海外調査を、2019年度に延期したため。
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