研究課題/領域番号 |
18K02845
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 甲南女子大学 (2020-2023) 比治山大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
井口 あずさ 甲南女子大学, 文学部, 教授 (90511600)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | メタ認知方略 / 授業構想力 / 教材分析力 / 批評文 / アカデミック・ライティング / 探究 / 教材開発 / 絵本 |
研究成果の概要 |
開発した指導プログラムは、高校での「読むこと」「書くこと」の学習を補充、発展させ、探究的な学びや能動的な学習態度を促すとともに、学習観を変容させうるものであった。 指導プログラムの指導内容の構成は「教材分析力」「授業構想力」「主体の育成」であった。「授業構想力」は、論理的文章の作成力と対応し、「教材分析力」とともに授業実践力の基礎をなすものである。その定義を、自身の読みの過程を探究的な課題の設定とその解決過程として再構成する力とした。また「教材分析力」育成のために、定番教材の新たな解釈を含め、多様な解釈を促す文学教材と絵本教材を開発した。
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自由記述の分野 |
教育学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実践力向上の基盤となる「読むこと」の授業構想力と教材分析力を、読み書き能力とともに育成する道筋を、指導プログラムとして新たに構造化した。それは高校で低調である文章表現指導や読書活動を補充、発展させるものであった。また、先行研究をもとに、教員養成初期段階における指導内容の開発の観点を4点に整理し、指導プログラムをもとに、探究的な学習活動を促す実践を具体化することで、国語科教員養成の初期段階における実践開発研究の方向性と方法を示した。さらに、実践で使用する教材を開発し、定番教材の新たな解釈方法や、絵本の教材化を提案した。
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