研究課題
基盤研究(C)
本研究は保護者を対象に調査を行い,幼児のデジタルメディア利用の依存傾向と生活習慣との関係を明らかにすることである。パネル調査の結果, 依存傾向の睡眠時間(5歳児),早寝早起き(3歳児)への影響が示唆された。COVID-19による臨時休園の影響も明らかになった。自由記述から幼児は写真や動画を撮ったり,アニメーションを作ったり,歌を歌ったり踊ったり,英語などの学習のためにデジタルメディアを使用するなどしていた。
幼児教育
本研究は,デジタルメディアが乳幼児に与える影響についての研究は少ない中で,(1)横断研究では限界があるが,本研究は2波のパネル調査で因果関係を推定した点,(2)インターネット調査やインタビュー調査など、質的研究と量的研究の両方のアプローチで幼児のデジタルメディア利用の依存傾向と生活習慣との関係を明らかにしたところに意義があると考える。