研究課題/領域番号 |
18K02877
|
研究機関 | 羽衣国際大学 |
研究代表者 |
内田 知巳 羽衣国際大学, 現代社会学部, 助教 (80791962)
|
研究分担者 |
小田 まり子 羽衣国際大学, 現代社会学部, 研究員 (20269046)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | 全天球映像 / 映像解析 / スポーツ解析 / 授業評価 / サービスラーニング / 特別支援 |
研究実績の概要 |
2020年度5月に予定されていた久留米市立特別支援学校での学習支援によるサービスラーニングが、新型コロナウィルスにおける緊急事態宣言が大阪府下に発令されたことを受け、見送られ、新たな実証映像の撮影ができなかった。また、同じく、2019年度より追加で開始したこども園における食育学習支援によるサービスラーニングも同じく、見送られることとなった。その後の事態を見守り、鎮静化しだい、訪問を打診していたがかなわず、対外的な研究活動は全く行うことができなかった。教育システム情報学会での全国大会出場も前述の撮影を見越していたため、発表を見送ることとした。その他の2020年度の研究計画に遂行はほどんどできていないため、1年の研究期間の延長を申請している、2021年度に遅れを取り戻し、研究実績を発表できるよう努めたい。 360度映像および解析ツールの情報収集として予定していた、放送機器展はバーチャル開催が決定し、新情報の収集を行った。 共同研究者である小田まり子先生が久留米工業大学へ転任されたため、学習支援ソフトウェアの開発状況について、オンラインでのミーティングを行った。 久留米工業大学との連携授業科目において、アクティブラーニングによるグループ学習があり、その実施内容について、一部評価に本研究課題の映像解析を用いた。これまでの映像解析の成果を実証できる希少な機会となった。今後も同じ科目について同評価手法を継続し、妥当性を検証したい。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2020年度4月からの新型コロナウィルス対策のための緊急事態宣言が発令されたことを受け、特別支援学校やこども園での学習支援によるサービスラーニングといった、必要なフィールドワークが行えなかった。事態の鎮静化を見守るも、障がい者施設や、こども園といった施設の特性上特に感染対策に配慮が必要なことを踏まえ、1年間を通じて機会を持てなかった。そのため、映像・およびその解析データの収集・蓄積がほとんど行えない状況であった。
|
今後の研究の推進方策 |
特別支援学校での学習支援として、学生や我々研究者が直接、児童・生徒に対面しながらのフィールドワーク実施が困難なんな状況がある。今後、サービスラーニングでの学習支援の幅を広げ、学内での実習・アクティブラーニングでの学修評価やこども園での食育教育支援といったサービスラーニング実施対象を変更・拡大していき、今期9月ごろも迄をめどに実証映像の収集に努める。その後映像の解析データを蓄積し、成績表への有用性を検証する。
|
次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルス禍により、2020年度の対外的な活動が全くできなかったため、旅費・人件費を大幅に温存した。2021年度には、学会大会への参加や機器展の実施が決まっているため、それらへの参加する。また、映像の収集が進めば、それらの解析のための人件費も使用予定である。
|