| 研究課題/領域番号 |
18K02880
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| 研究機関 | 崇城大学 |
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研究代表者 |
大嶋 康裕 崇城大学, 総合教育センター, 准教授 (00535677)
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| 研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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| キーワード | 数学教育 / 黒板 / AR |
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| 研究実績の概要 |
本研究では、プログラミングの知識量やプレゼンテーションソフトウェアの操作経験の熟練度に依存せず、一般教員が黒板やホワイトボードにARマーカーを配置するか特定のシンボルを描くことで、授業中にアニメーションを伴う「浮かび出る黒板の図」の教材を電子黒板・プロジェクターや個人端末で再生が可能で、かつタブレット端末で図に「触れて」動かすこともできるコンテンツ生成が可能な、システム開発及び授業での活用に関する研究を行う。令和二年度は、1)数式処理システムや動的数学ソフトウェアをオンデマンド配信動画で教員が例示する操作を表示させ対応する問題を解かせる課題あるいは個人端末で操作させる課題を80名程度の学生に対して授業中に実践し、2)前年度までに改定したソフトウェア操作の手順説明をオンライン授業の方式に調整したものを動画で作成して学生に提示した。前年度までの準備物を用いて、オンライン授業においても活用できることを確認した。オンライン授業の学生側表示端末で利用できるウェブアプリとしてのグラフ描画ソフトウェア、数式処理システムや動的数学ソフトウェアを重点的に取り扱ったオンデマンド授業動画を10科目559名の履修学生に対して使用した。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本研究では、授業で実践する場合の履修者である学生の個人端末の多様性を、開発するシステムで統一的な処理を可能とすることで、機器の操作に慣れているとは限らない一般教員が実施可能となる授業手法の構築が必要である。本年度は、上記「研究実績の概要」に記載した通り、オンライン授業に対応する準備が新たに必要となったこと、また対面授業での実践の場が全く無くなってしまったこと、さらに他の教員による実践を行う機会が不足した。このため事業期間を1年延長申請し、令和三年度に対面授業での実践の場を経て研究を総括することとした。以上の通り、当初計画に遅れが生じている。
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| 今後の研究の推進方策 |
令和三年度の授業実践において、対面授業とオンライン授業の併用の予定であるため、必要となる機材等の計画を変更し、最終年度の研究計画を進めていく。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
研究計画の遂行のために当初の計画最終年度である令和二年度に想定していた対面授業の場での研究成果の実践が不可能な状況となり、機器購入を保留としたため。また、学会がCOVID-19により中止となったため。
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