本研究では、プログラミングの知識が無い一般の高校・大学の数学教員が、黒板や配布資料などにARマーカーやQRコードを配置することで、授業中にアニメーションを伴う「浮かび出る黒板の図」の教材を活用できる授業支援体制に関する授業での実践を行なった。LMSでの情報提供を基本として、教員が事前にもしくは授業中に作成したグラフ教材をオンラインで共有するURLを発行する機能を持つサービスを利用し、紙媒体の問題演習においてもQRコードを用いたLMS掲載のレベル別解説教材を参照させ、初年次から2年次にかけて8科目でこのシステムを300名以上の学生に使用し、教育効果を確認した。
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