研究課題/領域番号 |
18K02881
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研究機関 | 立教女学院短期大学 |
研究代表者 |
山口 高領 立教女学院短期大学, 現代コミュニケーション学科, 専任講師(任期制) (60386555)
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研究分担者 |
神田 明延 首都大学東京, 人文科学研究科, 准教授 (10234155)
鈴木 政浩 西武文理大学, サービス経営学部, 准教授 (10316789)
湯舟 英一 東洋大学, 総合情報学部, 教授 (70339208)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 読解速度 / 学習素材分析 / 学習状況分析 / 学習者分析 |
研究実績の概要 |
本年度は、インターネット上で読解素材を設定し、学習者が読解素材を閲覧し、読解速度及び、理解度についての設問の選択状況を記録するというシステムの構想・部分的な構築まで進展した。研究目標を達成するために必要なシステム開発と運用にお金がかかりすぎないよう構想・交渉することに時間がかかった。2018年10月と2019年3月に会合を開き、前者の会議ではシステムの構想・開発上の方針、後者の会議ではシステム完成後の研究方針を検討した。 本研究で開発を予定している読解システムは、教授者などが読解素材と設問を設定する部分と、学習者が読解素材を読む箇所、設問に答える箇所それぞれで所要時間(秒)を計測・記録する部分から成り立つ。読解素材と、このシステムで記録したデータを分析することにより、読解素材の言語的特徴(例えば、語彙の難易度やリーダビリティ)と、学習者の取り組んだデータ(ある読解素材を読むのに要した時間や、理解度を問う選択問題への回答状況)と、学習者の英語力や学習履歴(例えば、英語資格検定試験による英語力など)といったデータとの関係を分析することが可能になる。 2019年度前半にはシステムを完成させる予定だが、その際に、ある程度の人数が同時にアクセスしても問題なく動作することを確認する。システムの完成後、すでに素材として選んでいる約100の素材とその設問をシステムに登録し、多様な学習者に使ってもらい、多様な英語のレベルの学習者の取り組みデータと、学習素材との関係を分析し始める予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2018年度では読解システムの構築がやや遅れていた。その段階ではシステムの部分的構築が目標であったため、確実かつ安価にシステムを仮構築することを優先し、多少の遅れは許容するのが最善と考えた。2019年度4~5月には遅れをかなり取り戻しており、年度前半にはシステムを完成させ、後半は更なる改良の段階に入る予定である。
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今後の研究の推進方策 |
インターネット上で読解速度・理解状況を測定・記録するシステムを完成させた後には、使いやすさの検証を行う予定である。その後、蓄積されている読解素材と設問のセットをシステムに配置し、様々な英語力の学習者に読解・設問回答をしてもらい、その回答状況と読解素材の言語的特徴との関係を分析する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
2018年度はシステム開発費用を可能な範囲で安価に抑えるようにしてきたため、未使用額が発生した。2019年度は、システムの完成および、より使いやすい改良をめざすための開発費用に充当する予定である。
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